セミナーが大流行りの時代です。
私が主に参加したセミナーは税金関係が殆どです。
これは自ら探して求めたカテゴリーで有料のモノもあれば、無料のモノもあります。
しかしどのような形であるにせよ、講師によって得るものが随分違います。
例えば同じ内容を聴衆に伝えるにしても、講師の話術等によって伝わり方が随分違います。
頭に内容が残るいい講師は与えられた時間の使い方が実にうまい。
まず間の取り方が上手い。話している途中に停める、聴き手がおやっと思う前にまた話し出す。
聞きやすい言葉でキーワードを用いて要点を話す。話し手も聞き手もリラックスできるようにストーリーに関する雑談を交える。
これはほんの一例ですが、話にメリハリをつけてもらうと聞き手は自然と話に引き込まれます。
私はネットでセミナーの動画をチェックしていて、「この人はうまいなー」と思った人を見つけると実際に見に行ったりしています。
一方、頭に残らない講師の話は一本調子であり、聞き手より自分が話に納得しているようなセミナーです。
また資料を沢山準備した説明会のようなセミナーも聞いているものを疲れさせます。
セミナーは最初に資料を沢山配布しないほうが効果が上がります。資料が目の前にあると話を聞かずに、資料を読んでしまうからです。
聞き手の満足は講師の力量が左右します。講師の知識を伝えるだけでなく、会場全体の雰囲気を捉えて話を進める姿勢が大切だと思います。