歴代の役員
勤めていた会社が1部上場の会社だったので、歴代の役員の方が亡くなると慌しいのはいつものことです。
でも、前会長が亡くなった時にはそれがMAXでした。
長患いの後ではなく、本当に突然に亡くなったので尚更です。
地元が遠いがそちらでも有志のお別れ会をする、社葬をする、家族葬をする。
これを段取るのが総務の仕事です。
通常は、家族葬→社葬→お別れ会が一般的なのですが、お世話になる板橋区の葬儀場の関係があって一筋縄では行かないことが判明。
いつもとは異なる葬祭場の手配が急遽必要になりました。
こういう時の総務部は怒号が飛び交うくらい恐ろしい。
手が止まっていると物が飛んできます。
あまりにも凄まじいので、親族への連絡は別のフロアで会議室に籠もって電話をしないといけないほど。
人員確保に関係者各位への連絡、関係者別のお清めセッティング、配車、印刷物の手配。
それ以外にも下っ端の私がかかわることのなかった雑事が山のようにあったことでしょう。
体裁が整う見込みが立ち、予定が確定した時に既に疲労困憊。
でも、当日もお葬儀の受付や他社の役付きの人を別室に案内するなど気の張る仕事が山盛りです。
奥様がお骨を抱え、地元へ出発した時は、緊張が解けて倒れそうでした。
葬儀後の社内だけのお悔やみは、まるで慰労会のようだったのは言うまでもありません。