高齢者の孤独死

私は高齢者関係の仕事をしていたのですが、そこで常に頭にあることが高齢者の孤独死でした。
一人暮らしをしていて、家族との交流はないという方が多く、ヘルパーやデイサービスを利用して生活をされているものの倒れた時には見つけてもらえるかという不安がありました。

高齢になって自分のことを気にかけてくれる家族、友人がいないというのは、とても寂しいものです。
福祉サービスは受けておられたとしても、私達職員ではそういった人の代わりにはなれないことを実感していました。

ある高齢者は私が働いていたデイサービスに週2回通っておられ、デイサービスをとても楽しみにしておられました。
自宅ではヘルパーを利用されていたのですが、その方が亡くなったという知らせが入ってきました。

発見したのはヘルパーさんで、訪問時になっても鍵が開かないとのことで大家さんに連絡をして、中に入ったところそこで倒れておられたとのことです。
前日はサービスはない日で、死後一日以上はその状態だったようです。

これが完全に身寄りのない方だとずっと発見されない事がある上に、大家さんも遺品を自腹で何とかしなくなるそうです。

しかし、こういったサービスを受けていて、ある程度早く発見されるのは、良かったのかなと思います。

投稿日:2014年10月17日